ナミ麻呂は会社員をしております。ナミ麻呂一家の生活費はナミ麻呂の勤め先からの給与で賄っていますが、3年前に勤め先の事業改善の一環で人員異動の対象となってしまい、自己実現について考えこむようになりました。例えば、今後の一家の生計の立て方、自己肯定感の維持、勤め先に依存しない自己実現の方法などです。
それまではエリート社畜を目指し一生懸命働いて、勤め先内では誇れる成果も出してきた自負がありました。異動先の業務に興味が湧かず経験知識は活かせません。とはいえ会社員が異動を断れば昇進や昇給はのぞめなくなりますから、エリート社畜にとどまるには異動を受け入れる選択をしましたが、やはり興味が湧かず知識もないため、頑張ろうとしても周囲から見下され、かつインパクト減給となりました。悩みましたがエリート社畜を目指すことをやめ、会社員から成仏しなければならないと思うようになりました。
そこで私が考えたことが3つあります。
- 仕事を変わる
- 不労所得を増やす
- 人に雇われない生き方を考え準備を開始する仕事を変わる
1点目 ”仕事を変わる”
いくらエリート社畜を目指すことを辞めたとて、周囲から見下されたままでは自己肯定感が下がり何もやる気が起きないので、仕事は変わる必要があると考えました。幸いにも私の勤め先の制度で定期的に異動の公募があり、運良く応募することができました。(私はとてもラッキーな境遇だったと思います。)
当初は転職エージェントに登録をしましたが、年齢面の問題、給与が下がるうえ転職しても使用人である状況は変わらないなど、先が予測ができない転職にメリットを感じなくなりました。ナミ麻呂はラッキーでしたが、勤め先の公募の制度がなければ自己肯定感を維持するために諦めずに転職活動は続けたと思います。
2点目 ”不労所得を増やす”
ナミ麻呂は株と不動産を購入し、少しばかりの配当や家賃収入を得ておりますが、不労所得を増やすために、配当利回りの高い会社の株に買い換えをしたり、貯めていた現金預金の一部を財務状況が良く配当利回りの高い銘柄を四季報で調べ、購入しました。また、現金預金で新たに不動産投資も始めました。幸い20年以上会社員として働いてきた蓄えがあったため、不労所得を増やすことができました。ただ、不労所得だけで生活ができる状態には程遠く、配当再投資の手法でこれから育てていく必要があります。
3点目”人に雇われない生き方を考え準備を開始する”
これが一番難しく、”士業や不動産業で起業”、”せどり”、”農業”、”建築”、”物販”などの本を買い漁り、何がナミ麻呂には向いてそうなのか?ナミ麻呂は何がしたいのか?をずっと考えていました。ナミ麻呂の知り合いに不動産屋さんがちらほらいるので宅地建物取引士試験を受けたりしましたが(合格もしました)、士業や不動産業というのは営業やマーケティングスキルが必要なことに加え、公的機関(役所、法務局など)に調査に行く必要があり、とても平日勤務の会社員の復業にすることはできません。農業や建築も考えましたが、資金が必要かつ、やはり未経験の会社員が兼業ではじめるには、時間、資金面で無理があります。またナミ麻呂の家から菜園が遠く、引っ越しが必要となるため、そこまでの気持ちは芽生えませんでした。今は”物販”がしたい、”物販はできないか?”と考え、今後の5年、10年をかけて会社員であり続けながらビジネスを育てていけないかと思案中の状況です。(失敗したり情熱がなくなってきたら計画見直し)
3については、いまだに”何がしたいのか?”と自問する日々ですが、臆病者のナミ麻呂が今感じていることは、40代中盤会社員が全てを捧げるような目標ややりたいことが見つからないなら、会社員を続けながら始められる条件を重点に置き、ライフワークとなることを探索するのがよいとする考えに辿り着いた次第です。