ナミ麻呂には療育に通う子供がいます。
自治体や療育施設の先生などの助言もあり、子どもとの接し方を学ぶものの上手に接することができる時もあれば上手くできない時もあり、テクニック面も難しさもありますが精神や感情の面でもなかなか根気を強く向き合うのは難しく感じることが多いです。
先日、ナミ麻呂は勤め先の同僚に誘われて会食をしたのですが、その時にとても印象に残る話をされました。同僚には子供が2人おり、そのうちの1人が授業中に落ち着きがなく席を立ってふらふら歩くことが多いことから小学校の先生から通級や支援級にいくことを提案されたとのことでした。同僚の子供は小学校4年生らしいのですが、先生から保護者にそのようなことを提案するということは、先生は子供の特徴に気づいていて現状では良くないと感じているということでもあります。
同僚は、今まで通り普通級でよいと返事をしたそうです。
この同僚の話をナミ麻呂妻にしたころ、“それってかなりヤバいのではないか?”と言われました。
妻がそう思った背景として、境界知能の子供達に関する書籍で有名な“ケーキの切れない非行少年たち(宮口幸治著)”に描かれていた境界知能の子供達に関する内容とダブってみえたようでした。
ナミ麻呂もその書籍をよみましたが、確かに妻が懸念を示したことに共感ができました。
※要点を挙げていくと書籍のネタバレになってしまうの、書籍の内容には触れることは控えます。
同僚の子供が境界知能なのかどうかはわかりませんし、子供に支援を受けさせるかどうかは保護者が決めることなので私があれこれと指摘する筋合いはないのですが、同僚の話を聞き、とても生きにくさを感じながら支援なく社会に出て行かざるえない子供はかなりの人数がいるのではないかと悲しい気持ちになります。
もしナミ麻呂の子が生きにくさを感じながら毎日暮らしているのであれば、保護者であるナミ麻呂夫妻が子供の特徴を理解し、心理士の先生などの助言を聞きながら寄り添っていかなければと強く認識するできごとであったのでした。